カメラ カメラ機材レビュー カメラ比較

競馬撮影におすすめの望遠レンズ3選【流し撮り・AF重視】

競馬撮影は、数あるスポーツ撮影の中でも特に難易度が高いジャンルです。
理由は明確で、「被写体が非常に速い」「距離が一定でない」「一瞬の表情が重要」という3点が同時に求められるからです。

特に競走馬は最高速度60km/h以上で走り、直線ではカメラに対して真正面から向かってきます。
この状況で求められるのは、確実に食いつくAF性能と、流し撮りでも破綻しない描写力、そして長時間撮影に耐える操作性です。

本記事では、私自身がEOS R3で競馬撮影を行ってきた経験をもとに、
**「流し撮り」「AF性能」「実戦投入できる信頼性」**という観点から、競馬撮影に本気でおすすめできる望遠レンズを3本厳選して紹介します。


競馬撮影で求められる望遠レンズの条件

まずは、競馬撮影において望遠レンズに求められるポイントを整理しておきましょう。

① AFが速く、迷わないこと

競走馬は被写体として非常に大きく、背景との距離も近いため、AFが迷いやすい状況が頻発します。
特にコーナーから直線に入る場面では、被写体の動きが急激に変化します。

このため、

  • デュアルピクセルAFとの相性
  • レンズ側の駆動系(USM / Nano USM)
    が非常に重要になります。

② 流し撮り時の安定性

競馬撮影では、シャッタースピード1/60〜1/125秒程度での流し撮りが多用されます。
その際、手ブレ補正の制御が自然であることファインダー像が安定することが成功率を大きく左右します。

③ 画角の柔軟性

競馬場は撮影位置の制限が厳しく、

  • パドック
  • コーナー
  • ゴール前

それぞれで必要な焦点距離が異なります。
ズームか単焦点かの選択は、撮影スタイルによって大きく変わります。


第1位:RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

RF100-500mmへ

万能性No.1の競馬撮影定番レンズ

基本スペック

  • 焦点距離:100-500mm
  • 最大開放F値:F4.5-7.1
  • 手ブレ補正:最大5段(ボディ協調でさらに向上)
  • 重量:約1,370g

競馬撮影での強み

RF100-500mmは、現在のCanonミラーレスで競馬撮影をするなら最有力候補と言える1本です。

まず評価したいのは、AFの食いつきの良さ
EOS R3との組み合わせでは、被写体検出ONの状態でも迷いが少なく、
直線でこちらに向かってくる馬にも高い追従性を発揮します。

また、100mmスタートという焦点距離は、

  • パドック
  • 返し馬
  • コーナー寄り

など、意外と近距離撮影が多い競馬場では非常に重宝します。

流し撮り適性

IS(手ブレ補正)は非常に優秀で、流し撮り時も不自然な補正がかかりません。
特にMode2使用時は、馬の動きに合わせて自然に背景だけが流れるため、成功率が高い印象です。

注意点

  • F値が暗めなため、曇天やナイターではISOが上がりやすい
  • テレコン装着時はAF制限あり

それでも総合力は非常に高く、「迷ったらこれ」と言えるレンズです。


第2位:RF70-200mm F2.8 L IS USM

RF70-200mmへ

表現力とAF速度を最重視するなら

基本スペック

  • 焦点距離:70-200mm
  • 最大開放F値:F2.8
  • 重量:約1,070g

競馬撮影での立ち位置

一見すると「焦点距離が短い」と感じるかもしれませんが、
ゴール前・内ラチ付近・パドック撮影では、このレンズが最強クラスです。

最大の魅力は、F2.8の明るさによる被写体分離
背景が整理され、馬の筋肉や騎手の表情が立体的に浮かび上がります。

AF性能

Nano USMによるAFは非常に高速で、
EOS R3の連写性能(30コマ/秒)にも余裕で対応します。

特に、

  • ゴール前の流し撮り
  • 騎手の表情狙い

では、このレンズでしか出せない描写があります。

向いている人

  • 作品性を重視した競馬写真を撮りたい
  • SNSやブログで「印象に残る1枚」を作りたい

という方には強くおすすめできます。


第3位:RF400mm F2.8 L IS USM(※注意:下記リンク→EF400mmのため別途アダプタ要)

EF400mmへ

プロ仕様・究極のAF性能

基本スペック

  • 焦点距離:400mm
  • 最大開放F値:F2.8
  • 重量:約2,890g

圧倒的なAFと描写力

RF400mm F2.8は、まさに「競馬撮影の最終兵器」です。
AF速度、追従性、解像力、すべてが別次元。

直線で全力疾走する馬をフレームに捉え続けても、
ピントが外れる気配すら感じません

流し撮りでの威力

F2.8という明るさにより、
シャッタースピードを落としてもISOを抑えられ、
背景の流れが非常に美しく出ます。

注意点

  • 重量があり、手持ちは体力必須
  • 価格が非常に高い

しかし、「競馬撮影を極めたい」という方にとっては、
これ以上ない選択肢です。


まとめ|競馬撮影は「AF×流し撮り適性」で選ぶ

競馬撮影用の望遠レンズ選びでは、

  • AFが迷わないこと
  • 流し撮りで安定すること
  • 撮影ポジションに合った焦点距離

この3点が何より重要です。

おすすめ早見表

  • 万能・初〜中級者:RF100-500mm
  • 表現重視・作品志向:RF70-200mm F2.8
  • 究極の一瞬を狙う:RF400mm F2.8

EOS R3の性能を最大限に引き出すためにも、
レンズ選びは妥協せず、自分の撮影スタイルに合った1本を選びましょう。


-カメラ, カメラ機材レビュー, カメラ比較